舗装工事
舗装された道路は、大きく分けると4つの層で出来ています。普段目に見えている黒いアスファルトの層を「表層(ひょうそう)」、その下にアスファルトの「基層(きそう)」、その下に主に砕石(じゃり等)で出来ている「路盤(ろばん)」があり、一番下に「路床(ろしょう)」と呼ばれる主に土で出来ている層があります。
株式会社金原建設が施工する舗装工事は、以下のような手順で上記の4つの層を作り上げていきます。
- 現場の測量
設計図や現場の情報を確認し、実際の測量を行って、工事の手順を定めていきます。
- 路床工事
路床は、主に土で出来た地盤に近い部分で、地盤を整形し、締め固めることで交通荷重を最後に受け持ちます。そのためタイヤローラーや振動ローラーなどの重機でしっかりと締固めます。
- 路盤工事
路盤は、路床と同様に路盤材料を敷き均し締め固めます。その際、平坦性を確保出来るように均一に敷き均し、締め固めることで密度を高め、上層から伝達された交通荷重をさらに分散して路床に伝達する役割を担います。敷き均しには、モーターグレーダーを使用し、締固めには、ロードローラー、タイヤローラーを用います。
- 表層工事
基層で使用するアスファルト混合物よりも粒子が細かく密度の高い材料を用いて、摩耗性が高く、たわみ性も向上させた見た目が綺麗な表層を作り上げます。敷き均しには、フィニッシャー、モーターグレーダー、ブルドーザーなどを使用し、締固めに、ロードローラー、タイヤローラーを使って平坦に仕上げます。
道路に舗装を施すことで、雨天時の泥濘化防止や乾燥時の砂塵防止等、快適性が保持できます。また、路面を平坦にすることで、車両の走行や人の歩行を快適にし、安全性を向上させます。昨今では周辺の環境に合わせた舗装材の使用により良好な景観や環境の創出も担っています。
株式会社金原建設は今後も、みなさんが安心・安全に利用できる道路づくりの一翼を担うべく、道路づくりの最終工程である舗装工事に尽力してまいります。